中耳炎の食事療法

中耳に細菌が侵入して炎症を起こす病気です。急性と慢性があります。
急性中耳炎は耳の中が痛み、耳鳴り、発熱、鼓膜がはれて、耳がふさがった感じがします。慢性になると、激しい痛みはありませんが、耳だれが生じ、音声が聞き取りにくくなります。
急性中耳炎に対する食事療法の要点は、

@熱のある間は、流動食か半流動食にする。
AビタミンA、B類,Cに富んだ食品をとる。それには野菜の裏ごしや果汁などをとるとよい。
Bおも湯やカユは、白米をやめ玄米か分つき米でつくる。−などがあります。


慢性中耳炎に対する食事療法の要点は、

@体質の改善をはかるため偏食をなおし、 栄養のバランスをとるようにする。
AとくにビタミンA,B類、C、カルシウムに富む食品の摂取につとめる。
B血液を酸性化しないように、肉類、卵、魚の切身、白砂 糖などの酸性食品を控え、野菜、海草などのアルカリ性食品を多くとる。
C白米主食を玄米か分つき米に改める。
D酒類、刺激性食品、甘い菓子類を禁止する。

有効な食物
れんこん、にんじん、ほうれん草、ごぼう、黒豆、こんにゃく、し
じみ、セロリー、パセリ、小豆。