感冒(かぜ)


軽い場合は多少の寒気と水鼻、クシャミ、あるいは軽度の発熱ぐらいですが、やや進むと咳や痰がでて、のどや胸が痛みます。悪性ともなれば、高熱、頭痛、食欲不振、全身倦怠などを伴います。風邪を引く要因に酸性食品の過食があります。


 風邪に対する食事療法は、過食のために起きた病気ですから、初めは普通の食物を取らずに、民間療法だけを実行するとよいのです。その後の注意として肉類、卵、魚、白砂糖などの酸性食品を控え、野菜、海草などのアルカリ性食品を多くとる。ビタミンA、Cが不足しないように気をつける。過食しない。酸味の強い果汁を熱くして飲む。などがあります。有効な食品 れんこん、シソ、生姜、梅干、大根おろし、にんにく、ねぎの白根、小松菜、ニラ、ごぼう、みそ、椎茸、黒豆、山芋、玄米スープ、レモン、みかん、キンカン、ゆず、だいだい、梅酢、オレンジ。

民間食物療法
[梅干]を2個、皮が焦げるくらいに焼いて、飯茶わんに入れ、熱湯を茶わんいっぱいに注ぎ、よくつぶしてかき混ぜ一気に飲みます。その後は温かくして眠ります。全身が温まって、ぐっしょり汗をかけば、風邪が抜けて治ります。
[干し柿]を2個500ccほどの水に入れ、半量ぐらいまで煮詰めます。熱いうちに飲んで寝ると、解熱と咳止めによく効きます。
[ごぼう]すりおろして、同じ量の味噌を混ぜ、熱湯を注いで飯茶わん1杯で飲むと風邪に効きます。
[小松菜]を食べると風邪の名を治りを早めます。
[椎茸]を水で煎じた煎汁に、黒砂糖を入れて飲むと有効です。
[紫蘇の葉]を煎じて飲むと、発刊、去痰、鎮咳の作用があって、風邪に効きます。
[ニラ]を常食していると風邪を引きにくくします。
[にんにく]を焼いて食べると卓効があります。
[酢]を18ccほど1時間おきに飲み、2〜3回も続ければ、風邪の引きかけには大抵治ります。
[ねぎと味噌]ねぎを細かく刻んで、それと同量の味噌を混ぜ飯茶わんに入れます。それに熱湯をいっぱいに注ぎ一度に飲みます。そして寝具を熱くして寝ると、発汗とともに風邪が抜け出て治ります。
[生姜酒]生姜をすりおろして日本酒の中に入れ、熱くして180ccほど服用します。