☆ 肛門病一般
静脈血管のうっ血が原因
肛門は直腸の最下端の約4〜5センチの部分を指します。この部分にはたくさんの恕
静脈血管が集まっているため、非常にうっ血しやすいのです。このうっ血が長く続くと、いろいろな肛門病が起こります。痔はその代表的な病気です。
そこで肛門病をもたらす飲食関係の誘引についていえば、@過食過飲。A刺激性食品
過剰摂取。B過度の飲酒。C酸性食品の取りすぎ。DビタミンA、B1,B2、C、パントテン酸の不足欠乏。・・・があげられます。
食事療法の要点は、
@以上の諸誘因を除去する。
A野菜、海草などのアルカリ性食品を多くとる。
B白米主食を改め、玄米か分つき米にする。
有効な食物
人参、ほうれん草、セロリー、パセリ、れんこん、こんにゃく、ごま、油揚、梅干、昆布、ひじき、のり、若布、どじょう、ふな。
いけない食物
肉類、そば、なす、大根おろし、柿、酒類、刺激性食品。
【ひじきとこんにゃくと油揚】を一緒に煮たものを毎日食べると、大抵の痔に効果があります。
【母姜糖】ショウガを原料とした食薬で痔に著効があります。
痔核(いぼ痔)
発生の場所によって、内痔核と外痔核の2種類があります。多いのは内痔核で、肛門括約筋の内側に豆粒大の腫れ物が1個または数個できます。初めは痛みませんが、抗文部の不快感、圧迫感、異物感などがあり、やがて排便時に痛むようになります。
食事療法の要点や有効な食物、いけない食物は、肛門病一般の項と同じです。
【いちじく】の実を1日に3〜4個ずつ食べると痔に有効です。
痔裂(きれ痔)、痔ろう、脱肛の食事療法は、肛門病一般の項と同じです。