心臓病の食事療法

脂肪分は植物性油でとること
循環器は心臓と血管とリンパ腺から成り立っていますが、中心となるのは心臓です。その心臓が病気になる原因について、食物関係のほうをあげますと、

@白砂糖のとりすぎ。
Aカロリーのとりすぎ。
B動物性脂肪のとりすぎ。
C酒類の過飲。
DビタミンB類、E、C、カルシウムの欠乏。
E酸性食品のとりすぎ。

・・・などがあります。


心臓病に対する食事療法の要点としては、

@以上の諸原因を除去する。
A塩分のとりすぎは心臓病にもよくないから、副食物は薄味にする。
Bコレステロールの減少に効果のある植物性油で脂肪分をとるようにする。
C刺激性食品をさける。
Dアルカリ性食品を多くとる。・・・などです。

有効な食物
れんこん、にんじん、ほうれん草、ピーマン、ちしゃ、パセリ、ごぼう、キャベツ、大根、小松菜、みつ葉、アスパラガス、しその葉、かぶの葉、大根葉、黒豆、大豆、そら豆、いんげん豆、豆もやし、納豆、ふ、豆腐、トマト、さつまいも、山いも、椎茸、昆布、ひじき、若布、ごま、リンゴ、ぶどう、あんず、くるみ、栗、梅干、抹茶、玄米、小麦胚芽、酢、酢卵、かき貝、レモン、みかん、松茸。

 いけない食物 肉類、卵、うなぎ、どじょう、魚の切身、酒類、白砂糖、わさび、こしょう、とうがらし、奈良づけ、みそづけ。

民間食物療法
【れんこん】をおろしてしぼった汁を、盃に1杯ずつ、1日3回飲むと心臓病に著効があります。
【にんじん】をおろしてしぼった汁を盃1杯ほど毎朝飲み続けると、慢性の心臓病に有効です。
【抹茶】を小さじ1杯、コップの水にとかして、起床後すぐ飲むと、心臓の機能を強めます。
【ごま】は心臓や血管を強化するレシチンを多量に含み、常食すると心臓病を防ぎます。
【大豆】の常食も心臓病によい。大豆に含まれるレシチンが血液中のコレステロールを低下して心臓の機能に好影響を与えるからです。
【生キャベツ】をミキサーにかけてジュースをとり、コップ1杯分ずつ朝夕飲むと心臓病に効果があります。
【椎茸】を水で煎じた煎汁に、黒砂糖を入れて飲むと有効。
【昆布】を常食すると、心臓病に効果をもたらします。
【ごま塩】番茶の中に入れてかきまぜ、茶飲み茶わん1杯ほど飲みます。心悸亢進によいといわれます。
【醤油入り番茶】番茶を茶飲み茶わん1杯に、1割ほどの生醤油を加え、よくかきまぜて飲みます。1日1回、食間に用います。動悸をしずめる効果があります。
【マンガン】は体の組織細胞を強め、心臓の働きをよくします。マンガンを多く含む食品は、ちしゃ、栗、くるみ、パセリ、そら豆、いんげん豆などです。
【れんこんとにんじんとリンゴのおろし汁】れんこんをすりおろしてしぼった汁に、にんじんのおろし汁を加え、さらにりんごのおろし汁をまぜて、茶飲み茶わん1杯ほど飲みます。
【黒豆と黒ごまと玄米】を同量ずついったものをまぜ合わせ、水で煎じた煎汁を飲むと、心臓病に有効です。
【梅干】1個を毎食事に食べるのも、心臓病に効果があります。