気管支喘息

 一般に喘息といわれるのは気管支喘息のことです。突然はげしい発作性の呼吸困難が起こり、息を吐くときゼイゼイと苦しそうな音をたてます。
 公害による大気の汚染で喘息はふえていますが、喘息の原因も治療法も現代医学ではわかっていません。

飲食関係で誘因となるものは、

@白砂糖のとりすぎ。
A過食。
B水分のとりすぎ。
C刺激性食品のとりすぎ。
D酸性食品の過剰。

・・・があげられます。

食事療法の要点としては、

@以上の諸誘因を除去する。
A野菜、海草などのアルカリ性食品を多くとる。
BビタミンA、B、C、D、E、K、カルシウム、ヨードを多く含む食品の摂取。
C白米主食を玄米に切りかえる。・・・などです。
 

有効な食物
れんこん、セロリー、にんじん、コンフリー、黒豆、黒ごま、玉ねぎ、にんにく、ほうれん草、しそ葉、大根、ごぼう、ねぎ、かぼちゃ、春菊、キャベツ、ちしゃ、トマト、きゅうり、にら、じゃがいも、山いも、こんにゃく、レモン、くり、干柿、梨、小豆、みそ、青のり、昆布、小魚、ぎんなん、豆乳、玄米、小麦胚芽。

禁忌の食物
肉類、卵、魚の切身、白砂糖、酒類、えび、かに、松茸、わらび、そら豆、なす、刺激性食品。

民間食物療法
【青のり】にはビタミンAが多分に含まれていますので、気管支の粘膜を強化し、喘息を治癒に導きます。
【黒豆】を水で煎じ、その煎汁を飲むと喘息にも有効です。
【じゃがいも】を煮てスープを作り、それを飲んでも効果があります。
【コンフリー】にはアラントインという成分が含まれていて、喘息に効きます。
【れんこんと梨の汁】れんこんをおろしてしぼった汁に、梨のしぼり汁をまぜて飲むと喘息に効果が得られます。
【にら】のしぼり汁をさかずきに2〜3杯飲むと有効です。
【にんにく】を2〜3片、弱火でゆっくり焼いて食べると、喘息にも効果があります。
【ぎんなん】を食べると、喘息の咳を鎮める効果があります。
【れんこん】の節のところだけを切りとり、水でよく洗います。その節を2〜3個720cc(約4合)の水で半量に煎じつめ1日3回に分けて飲みます。喘息のひどいせきこみに著効を奏します。